スマートフォンやPCのストレージがパンパンで、気になるゲームをインストールできない。そんな経験はありませんか? あるいは「端末のスペックが足りなくて高画質で遊べない」「アップデートのたびに数ギガバイトのデータをダウンロードするのが面倒」と感じている人も多いはずです。
そんな悩みを一気に解消してくれるのが、2026年2月6日に正式リリースされた『ゼンレスゾーンゼロ・クラウド版』(通称:ゼンゼロ クラウド版)です。HoYoverseが提供する公式クラウドゲームサービスで、ゲーム本体を端末にダウンロードすることなく、高画質・高フレームレートで『ゼンレスゾーンゼロ』を楽しめる画期的な選択肢となっています。
この記事では、ゼンゼロ クラウド版の基本から仕組み、料金体系、対応端末、メリット・デメリット、始め方、注意点、最新のアップデート情報まで、徹底的に解説します。すでに通常版をプレイしている人も、これから始めようとしている人も、復帰を考えている人も、ぜひ参考にしてください。

ゼンゼロ クラウド版とは何か? 基本をわかりやすく解説
『ゼンレスゾーンゼロ』(Zenless Zone Zero、略称ZZZ)は、HoYoverseが贈る都市ファンタジーアクションRPGです。近未来都市「新エリー都」を舞台に、プロキシとしてエージェントたちを指揮し、ホロウと呼ばれる超自然災害の領域に挑むストーリーが魅力です。爽快なコンボアクションと個性豊かなキャラクター、スタイリッシュな世界観で人気を集めています。
その通常版は、PCで65〜80GB、スマートフォンで25〜30GB前後の容量を必要とします。さらにバージョンアップのたびに追加ダウンロードが発生し、ストレージを圧迫しやすいのが難点でした。
そこで登場したのがゼンゼロ クラウド版です。これはHoYoverseの最新クラウド技術を採用し、『ゼンレスゾーンゼロ』のゲーム特性に合わせて最適化された公式クラウドゲームサービスです。ゲームの処理自体は高性能なサーバー上で行われ、プレイヤーの手元にはリアルタイムで映像と音声がストリーミングされます。YouTubeで動画を視聴する感覚に近い仕組みで、端末側にはほぼデータを保存する必要がありません。
アプリのサイズは約200MB程度(ストア表記では130MB前後、実際のインストール後は190MB前後という報告が多い)と非常に軽量。通常版の100分の1以下の容量で遊べるため、「空き容量がないから諦めていた」という人にとって特に大きなメリットがあります。
重要なポイントは、セーブデータが通常版(PC・モバイル・PS5など)と完全に同期されることです。既存のHoYoverseアカウントでログインすれば、続きからそのままプレイ可能。クラウド版で進めた分は通常版でも反映され、その逆も同様です。
対応サーバーは【Asia】のみで、サーバー切り替えには対応していません。公式も日本国内でのプレイを推奨しています。これはクラウドゲームの特性上、通信遅延を最小限に抑えるための配慮です。
2026年7月現在、ゲーム本体はVer.3.0が配信中で、7月29日には2周年を記念したVer.3.1「ロング・グッドバイ」がリリース予定です。クラウド版も本体のバージョンに合わせてアップデートされ、常に最新のコンテンツを楽しめます。
クラウド版の仕組みを詳しく理解する
クラウド版の核心は「端末側でゲームを動かさない」点にあります。
- プレイヤーが操作(タッチやコントローラー入力)を行う。
- その操作情報がインターネット経由でHoYoverseのサーバーに送られる。
- サーバー上で高性能なハードウェアがゲームを実行し、映像を生成する。
- 生成された映像・音声がリアルタイムでプレイヤーの端末にストリーミングされる。
この仕組みにより、端末のスペックが低くても、サーバー側の高性能な処理能力を借りて高画質・高フレームレートでプレイできます。古いスマートフォンや低スペックのPCでも、最新のグラフィック設定に近い体験が可能になるわけです。
実際の検証報告では、数世代前のiPhoneやミドルレンジのAndroid端末でも、体感できるほどの遅延なく快適にプレイできたという声が多く見られます。レイテンシ(入力遅延)は良好な通信環境下で10〜20ms程度に収まることが多く、アクションゲームとして許容範囲内という評価が一般的です。
ただし、通信環境に大きく依存する点は忘れてはいけません。安定したWi-Fiや高速なモバイル回線が前提となります。
対応プラットフォームと推奨スペック
ゼンゼロ クラウド版は以下のプラットフォームに対応しています。
- iOS / iPadOS:iOS 12.0以上(コントローラー使用時はiOS 14.0以上推奨)
- Android:Android 5.0以上(コントローラー使用時はAndroid 12.0以上推奨)
- Windows:Windows 7以上(64bitのみ)、Intel Core i3以上、メモリ4GB以上、NVIDIA GTX 750以上(H.265デコード対応推奨)、DirectX 9以上
- Mac:M1チップ以上、macOS 12以上
通常版の推奨スペックと比較すると、かなりハードルが低いことがわかります。特にモバイルでは古い端末でも動く可能性が高く、「スペック不足で諦めていた」層を大きく取り込む設計です。
コントローラーにも対応しており、Bluetoothコントローラーを接続してプレイ可能。小型PCやタブレットを据え置き機のように使う楽しみ方も広がります。
通信速度の目安は下り20Mbps以上が推奨されています。安定した環境であれば、画質を落とさずに快適にプレイできます。
料金体系を徹底解説:無料時間とフリーパスの仕組み
クラウド版の料金は、プレイ時間に応じて発生する仕組みです。基本的には有料ですが、無料で試せる枠が用意されています。
無料プレイの内容
- 初回ログインボーナス:初めてクラウド版にログインすると、10時間分の無料プレイ時間が付与されます(1つのHoYoverse通行証につき1回のみ)。
- 期間限定の毎日ログインボーナス:バージョン期間中に毎日ログインすることで、30分の無料時間が付与されるキャンペーンが実施されることがあります(累計上限あり)。過去のVer.2.7期間などではこの形式が採用されていました。
- 新規・復帰者向けトライアルパス:条件を満たすと3日間遊び放題のトライアルパスが配布されるケースもあります。
無料時間を使い切った後は、フリーパスの購入が必要です。無料時間使用時は、混雑時間帯に待ち時間が発生する可能性が高い点に注意してください。
フリーパス(有料プラン)
- 価格:2,600円 / 30日
- 特典:有効期間中は時間制限なくプレイ可能+優先レーン(混雑時も待ち時間を大幅に短縮)
- 購入ルール:残り有効時間が180日未満の場合のみ再購入可能。180日以上残っている場合は追加購入できません。購入当日〜翌日1:00(JST)までは無料プレイ期間となり、その後から有効時間がカウントされます。
お得な入手方法
バージョン期間中に特定のモノクローム(有料通貨)パックを初めて購入すると、フリーパス(42日分)が付与される特典がたびたび実施されています。例えば「モノクローム×6480」などを購入すると、実質的に長い期間をカバーできるケースがあります。課金予定がある人にとっては非常に効率的です。
料金体系は運営状況により変更される可能性があるため、最新情報は公式サイトやアプリ内で必ず確認してください。
ゼンゼロ クラウド版のメリット
- ストレージをほとんど消費しない 通常版の数十GBに対し、200MB前後。空き容量に悩む人にとって最大の魅力です。
- 低スペック端末でも高画質・高フレームレート サーバー側で処理されるため、古いスマホやノートPCでも快適に遊べます。実際にiPhone SE(第2世代)や数年前のAndroid端末でも「ヌルヌル動く」という報告が多数あります。
- 瞬時起動・アップデートの手間なし アプリを起動してから数十秒でプレイ開始可能。バージョンアップ時もクラウド版アプリを更新するだけで、本体データのダウンロードは不要です。
- データ同期が完璧 どのプラットフォームで遊んでも進行状況が共有されます。外出先でクラウド版、自宅で通常版という使い分けがスムーズです。
- コントローラー対応で遊びの幅が広がる タッチ操作だけでなく、コントローラーで本格的にプレイ可能。
- 発熱・バッテリー消費が比較的抑えられる傾向 端末側の負荷が軽いため、長時間プレイでも熱くなりにくいという声があります(通信負荷はあるため完全ではありません)。
デメリットと注意点を正直に伝える
- 安定したインターネット環境が必須 通信が不安定だと画質低下や遅延、切断が発生します。アクションゲームなので、わずかなラグも気になる人には通常版の方が向いています。
- 通信量が多い 目安として15分で約0.3GB、1時間で約1.2GB前後を消費します。データ通信量無制限プランでない場合、Wi-Fi環境での利用を強く推奨します。モバイル回線で長時間プレイするとすぐに制限にかかる可能性があります。
- 待ち時間が発生することがある 無料時間利用時やピーク時間帯(夕方〜夜など)は、サーバーの演算リソース不足で順番待ちが発生します。フリーパスを持っていても極端な混雑時は待つ場合があります。
- 継続的な費用がかかる 長期的に遊ぶ場合、月2,600円の負担が発生します。高性能端末をすでに持っている人にとっては、通常版の方がコスパが良いケースも多いです。
- Asiaサーバーのみ・日本国内推奨 海外からのプレイは遅延が大きくなる可能性が高いです。
- 通常版との併用時の注意 クラウド版は別アプリなので、両方インストールして使い分ける場合は管理が必要です。
これらのデメリットを理解した上で、自分のプレイスタイルに合うかどうかを判断することが大切です。
始め方をステップ・バイ・ステップで解説
- 対応端末を確認する 上記の推奨スペックを満たしているかチェック。
- クラウド版アプリをダウンロード
- Android:Google Playで「ゼンレスゾーンゼロ・クラウド版」を検索、または公式リンクから
- iOS / Mac:App Storeから
- Windows:公式サイトのリンクからクライアントをダウンロード
- HoYoverseアカウントでログイン 既存のアカウントがあればそのまま使用可能。新規の場合は作成します。
- 無料時間を受け取ってプレイ開始 初回ログインで10時間が付与されます。混雑を避けた時間帯に試すのがおすすめです。
- 必要に応じてフリーパスを購入 アプリ内から購入手続きが可能です。
コントローラーを使う場合は、Bluetooth接続後に設定を確認しましょう。
通常版との比較とおすすめの使い分け
| 項目 | 通常版 | クラウド版 |
|---|---|---|
| 必要容量 | 25〜80GB前後 | 約200MB |
| 端末スペック依存 | 高い | 低い |
| 画質・フレームレート | 端末性能に依存 | サーバー性能で高品質を実現しやすい |
| 通信依存 | 低め(初期ダウンロード後) | 非常に高い |
| 費用 | 基本無料(ガチャ課金のみ) | プレイ時間に応じて有料 |
| 起動速度 | 端末による | 非常に速い |
| データ同期 | 対応 | 対応 |
クラウド版が向いている人
- ストレージ不足に悩んでいる
- 低〜中スペックの端末しか持っていない
- まずは試してみたい・復帰したい
- 出先でサッとデイリーを消化したい
- 高画質を手軽に楽しみたい
通常版が向いている人
- ハイスペック端末を持っている
- 長時間・ガチ勢プレイをしたい
- 通信量を気にしたくない
- オフラインに近い安定性を求める
両方をインストールして、状況に応じて使い分けるのも賢い選択です。自宅のWi-Fiではクラウド版で高画質を楽しみ、外出時は通常版で軽く触る、といった運用が可能です。
最新アップデート情報(2026年7月時点)
2026年6月17日にクラウド版もVer.3.0に対応するアップデートが行われました。アップデート後はクライアントを更新するだけで、本体データのダウンロードなしに最新バージョンをプレイできます。
Ver.3.0期間中も、指定の有料商品購入でフリーパス(最大42日分)が付与される特典が実施されています。
さらに7月29日にはVer.3.1「ロング・グッドバイ」がリリース予定です。2周年記念バージョンとして、新しい属性「流明(Lumiflux)」を持つS級エージェント「レミエール・ダン」、S級氷属性エージェント「シグリッド」、新常設コンテンツなどが登場します。Xbox PC版の正式対応も同時に行われ、クロスプラットフォーム環境がさらに拡充されます。
クラウド版もこれらの新要素を遅延なく体験できる見込みです。2周年の大型アップデートを機に、クラウド版で復帰・新規参入する人も増えるでしょう。
快適に遊ぶための実践的なコツ
- 通信環境を整える:可能であれば有線LANや安定した5GHz帯のWi-Fiを使用。モバイル回線の場合は電波の良い場所で。
- 混雑を避ける:早朝や昼間など、ピーク時間を外してプレイすると待ち時間が減ります。
- 画質設定を調整:通信量を抑えたい場合は画質を少し下げると消費量が減ります。
- バッテリーと熱対策:長時間プレイ時は充電しながら、または冷却対策を。
- 無料時間を有効活用:初回10時間はストーリーを進めたり、システムを理解したりするのに使いましょう。
- 公式情報をチェック:料金や特典はバージョンごとに変わるため、公式サイトやHoYoLABを定期的に確認。
よくある質問(FAQ)
Q. クラウド版で遊んだデータは通常版に引き継げますか? A. はい、完全に同期されます。
Q. PS5版との同期は可能ですか? A. 可能です。HoYoverseアカウント単位で管理されています。
Q. 遅延はどの程度気になりますか? A. 良好な環境下ではほとんど気にならないレベルという報告が多いです。ただし、アクションのタイミングに厳しい人は通常版を推奨します。
Q. 海外からでも遊べますか? A. 技術的には可能ですが、遅延が大きくなる可能性が高く、公式は日本国内を推奨しています。
Q. フリーパスは途中で解約できますか? A. 購入後の有効期間中は利用可能で、自動更新の仕組みではないため、次回購入を控える形になります。詳細はアプリ内で確認してください。
まとめ:ゼンゼロ クラウド版は「遊びの選択肢」を大きく広げてくれる存在
ゼンゼロ クラウド版は、単なる「低スペック向けの妥協案」ではありません。ストレージの制約から解放され、端末の性能を超えた高画質体験を手軽に得られる、現代的なゲームの楽しみ方を提案するサービスです。
特に「容量がなくてインストールできなかった」「スペック不足で画質を落としていた」「久しぶりの復帰を考えている」という人にとっては、大きな転機になる可能性を秘めています。初回10時間の無料枠で実際の操作感や通信環境を試してみて、自分に合うかどうかを判断するのがおすすめです。
一方で、通信環境や継続的な費用、待ち時間といった制約があるのも事実。自分のプレイスタイル・端末環境・予算を冷静に見極めた上で、通常版との併用も含めて最適な選択をしてください。
2026年は2周年を迎え、さらなる大型アップデートが控えています。クラウド版を活用して、新エリー都の新たな物語を快適に、そして高画質で楽しんでみてはいかがでしょうか。
公式サイトやアプリ内の最新情報を確認しつつ、自分に合った形でゼンゼロの世界を満喫してください。プロキシとしての冒険が、より自由で快適なものになることを願っています。