Ad Popup

『No More Room in Hell 2 PS5版』:地獄の協力サバイバルがコンソールに到来

ゾンビの群れが迫る暗い廊下。銃声が響けば、さらに多くの死者たちが集まってくる。弾薬は限られ、仲間の声は近くでしか聞こえない。死ねば、積み上げてきた進捗がすべて消える――そんな緊張感に満ちた世界が、ついにPlayStation 5に上陸した。

『No More Room in Hell 2』(以下NMRiH2)は、2011年にHalf-Life 2のSourceエンジンModとして生まれ、独自のハードコアな協力サバイバル体験でカルト的な人気を博した『No More Room in Hell』の正式続編だ。開発はChivalryシリーズで知られるTorn Banner Studios。2024年10月にPCでアーリーアクセスを開始し、約2年にわたるコミュニティとの共同開発を経て、2026年8月11日にバージョン1.0として正式リリース。同時にPS5とXbox Series X|Sにも対応した。

本稿では、PS5版を中心に、ゲームの全貌、ゲームプレイの深さ、コンソールならではのポイント、攻略のヒント、今後の展望までを徹底的に解説する。ゾンビサバイバル好き、協力プレイ好き、ハードコアな緊張感を求めるプレイヤーにとって、必読の内容だ。

『No More Room in Hell 2 PS5版』:地獄の協力サバイバルがコンソールに到来
『No More Room in Hell 2 PS5版』:地獄の協力サバイバルがコンソールに到来

ゲームの世界観と基本設定

物語の舞台は、クーロン・パンデミックが世界を襲った後のアメリカ北東部。当初は昏睡や死をもたらす未知のウイルスだったが、感染者が死んだ後に蘇り、生きた人間を求めるようになった。政府は崩壊し、残された緊急対応組織「CRC(Citizens Recovery Corps)」が、わずかな希望を繋ぐためにレスポンダー(対応員)を危険地帯に送り込む。

プレイヤーはレスポンダーとなり、ゾンビに侵食された広大なマップに単独で降下する。最大8人のプレイヤーがそれぞれ異なるスポーン地点からスタートし、近接ボイスチャットを頼りに合流。武器や物資を漁りながら、発電所の復旧や重要施設の確保といったミッションをこなし、最終的に脱出を目指す。

最大の特徴は「パーマデス(永久死)」だ。レスポンダーが死亡すると、そのキャラクターに積み重ねた進捗や装備が失われるリスクがある。感染すれば、時間制限付きで治療を探さねばならず、放置すれば味方が敵になる可能性すらある。資源は常に不足し、銃声は敵を引き寄せる。静かに、慎重に、チームで動くことが生存の鍵となる。

この設定は前作の精神を色濃く引き継ぎつつ、Unreal Engine 5による現代的なビジュアルとシステムで刷新されている。広大で非線形なマップ、音に敏感なゾンビAI、重量感のある近接戦闘が、単なる「ゾンビを倒すゲーム」ではなく、「生き延びるための戦術シミュレーション」に昇華させている。

ゲームプレイの核心:協力と緊張のバランス

NMRiH2の魅力は、8人協力プレイの緊張感にある。マップは大きく、初期は孤立した状態から始まる。近くのプレイヤーの声だけが聞こえる近接ボイスチャットが、孤独と合流の喜びを増幅させる。味方と合流すれば力は倍増するが、同時に騒音やミスが増え、敵の注意を引きやすくなる。

戦闘は近接を重視した設計だ。銃は強力だが銃声がゾンビを呼ぶため、斧やシャベル、パイプといった近接武器が基本となる。Torn Bannerらしい重量感のあるスイングとヒットストップが心地よく、ゾンビの四肢を切断するシステムがリアルな手応えを生む。弾薬管理は厳しく、無駄撃ちは死を招く。

感染システムも独特だ。噛まれれば感染が進行し、視界が歪み、最終的に味方が敵に変わる。治療薬や遺伝子治療を急いで探す必要がある。チーム内で誰を優先して守るか、誰を見捨てるか――そうした選択が、毎回のプレイをドラマチックにする。

バージョン1.0では難易度が細かく調整された。

  • Beginner:タイマー式リスポーンで初心者向け。UIヒントも多め。
  • Normal:主要目標達成でリスポーン可能。協力のバランスを重視。
  • Hard / Nightmare:パーマデスの脅威が強く、ミスが致命的。

新たに追加されたRescue Beaconをロードアウトに装備すれば、一度だけ死を免れることができる。リスクとリターンの選択がさらに深まった。

ゲームモードの詳細

正式リリースで2つの主要モードが整備された。

Objective Mode(シナリオモード) 従来のコア体験。広大なマップで目標を達成しながら脱出を目指す。マップはPower Plant、Lewiston、Broadway、Hospital、そして新マップのRaven Rock(軍事地下施設)など、計6つ以上。各マップは非線形で、ルート選択や優先順位がプレイを大きく変える。Raven Rockはこれまでのマップとは異なる流れを持つ、密度の高い新環境だ。

Survival Mode(サバイバルモード) 新追加のホードディフェンス。スピーカーを守りながらゾンビの波を凌ぎ、民間人の救出時間を稼ぐ。Flooded、Night of the Living Dead、Lighthouseといった専用マップが用意され、よりアクション寄りのテンポで楽しめる。Objective Modeの緊張感とは異なる、カオスな爽快感がある。

さらにSolo Modeも追加。パーマデスなしでマップを練習できるリスクフリーのモードで、初心者の練習や、ビルド実験に最適だ。Responder Dougのトレーニンググラウンドでは、射撃や近接の基礎を学べる。

これらのモードは、同じ「レスポンダーとして生き残る」という軸を共有しつつ、異なるテンポと戦略を提供する。リプレイ性が高く、毎回異なる展開が生まれる。

PS5版の特徴とクロスプレイ

PS5版の最大の意義は、これまでPC中心だったハードコア協力ホラーを、コンソール層に広げた点にある。Green Man Gamingがパブリッシングを担当し、フィーチャーパリティを重視して開発されたため、PS5プレイヤーもPC版と同じシステム、同じ進捗、同じ実績を楽しめる。

フルクロスプレイ対応が特に重要だ。PC、PS5、Xbox Series X|Sが一つのプレイヤープールを共有するため、マッチングがスムーズで、友人同士がプラットフォームを超えてプレイできる。PS5版ではDualSenseコントローラーのサポートが当然含まれ、ハプティックフィードバックやアダプティブトリガーが、近接の重量感や銃声を強調する可能性が高い(最適化は継続的に行われる)。

ローンチ時点で日本語字幕・音声には非対応との情報もあるが、ゲームプレイの核心はアクションとコミュニケーションにあり、英語UIでも十分に楽しめるプレイヤーが多いだろう。トロフィーはフル対応し、クロスプラットフォームで実績が共有される。

パフォーマンス面では、アーリーアクセス期間中に8000件を超えるバグ修正と最適化が施され、コンソール向けの影やライティング、描画距離の調整が行われた。Unreal Engine 5の恩恵で、暗闇の雰囲気やゾンビの群れの動きが迫力あるものになっている。

価格はローンチ時に割引が適用されるケースが多く、PS StoreやXbox Storeで20%オフなどのキャンペーンが実施された。定価はおおむね$29.99前後のレンジで、PC版と同様の手頃な価格帯だ。

進捗システムとカスタマイズ

レスポンダーは最大3体まで作成可能。外見や声をカスタマイズし、経験を積むことでスキルスロットが増え、ダメージ耐性やスタミナ効率などのパークを装備できる。成功したミッションでクレジットを稼ぎ、初期ロードアウトを強化していく。

Weekly Assignmentsで得られるMeritという新通貨もあり、購入できない特別な報酬を狙える。アーリーアクセスプレイヤーには、過去の進捗に応じた専用コスメティックが配布されるなど、コミュニティへの配慮も見られる。

キャラクターの死亡リスクがあるからこそ、成長の喜びが大きく感じられる。長く愛着を持って育てたレスポンダーを守るために、慎重なプレイを心がけるようになるのがこのゲームの魅力だ。

攻略のヒントと実践的アドバイス

PS5で始めるプレイヤー向けに、基本的なポイントをまとめる。

  • 音を意識する:銃声は敵を呼ぶ。近接優先で、必要なときだけ銃を使う。
  • 合流を急がない:無理に走るより、慎重に物資を集めながら近づく。
  • 役割分担:誰かが前衛で近接、誰かが後方で支援や物資管理を。
  • 感染対策:治療アイテムを常に意識し、チームで共有する。
  • 難易度選択:最初はBeginnerやNormalでシステムを学び、慣れたらHardへ。
  • Solo Mode活用:マップの構造を把握してから本番に臨む。
  • ボイスチャット:近接チャットを活用し、位置情報を積極的に共有する。

マップごとの特徴を覚えるのも重要だ。Power Plantは広大で探索要素が強く、Hospitalは室内戦が多く、Raven Rockは軍事施設らしい閉鎖的な緊張感がある。Survival Modeでは防衛位置の確保と波の管理が鍵になる。

前作との比較とシリーズの歴史

前作『No More Room in Hell』は無料Modとして始まり、後に独立したゲームとなった。リアルなサバイバル感と協力の重要性で支持されたが、技術的な制約もあった。続編はそれを現代のエンジンとシステムで再構築し、より大規模で洗練された体験に仕上げている。

Chivalryシリーズの近接戦闘ノウハウが活かされ、ゾンビとの殴り合いが前作以上に満足度の高いものになった。パーマデスの緊張感は維持しつつ、難易度オプションやSolo Modeで敷居を下げたバランス感覚が、幅広い層に受け入れられる要因だ。

コミュニティと今後の展望

アーリーアクセス期間中、開発チームはDiscordを中心にプレイヤーと積極的にコミュニケーションを取り、フィードバックを反映してきた。8000件超の修正は、その成果の表れだ。正式リリース後もライブサービスとして、マップ追加やバランス調整が続くことが期待される。

ハードコアな協力ホラーというジャンルは、Left 4 Dead系のカジュアルなものから、よりシビアなタイトルまで幅広い。NMRiH2はその中でも「緊張感と戦術性」を重視した位置にあり、コンソールで本格的に楽しめるタイトルとして貴重だ。

よくある質問(FAQ)

Q. PS5版はオフラインで遊べるか? A. 基本はオンライン協力プレイが前提。Solo Modeはあるが、メインの体験はマルチ。

Q. クロスプレイは本当にフル対応か? A. はい。PC、PS5、Xboxが同じプールでマッチングする。

Q. 日本語対応は? A. ローンチ時点では非対応との情報が多い。今後のアップデートに期待。

Q. 難易度は高すぎないか? A. Beginnerから始めれば問題なし。徐々にハードに移行できる。

Q. パーマデスは避けられるか? A. Solo ModeやRescue Beacon、低難易度のリスポーンでリスクを軽減可能。

まとめ:地獄を生き抜く価値がある体験

『No More Room in Hell 2』のPS5版は、単なる移植ではない。ハードコアな協力サバイバルホラーを、より多くのプレイヤーに届けるための重要な一歩だ。暗闇の中で仲間の声を頼りに進み、限られた資源でゾンビの波を凌ぎ、生き残ったときの達成感は格別である。

音を立てず、慎重に動き、チームで支え合う。失敗すればすべてを失うリスクがあるからこそ、成功が輝く。PS5のコントローラーで感じる近接の手応え、広大なマップでの探索、8人でのカオスな協力プレイ――これらが一つになった体験は、2026年の協力ゲームシーンで特筆すべきものだ。

ゾンビが溢れ、地獄に居場所がない世界で、あなたはレスポンダーとして何を優先するのか。仲間を守るか、自分の進捗を守るか。その選択の連続が、このゲームの真髄である。

PS Storeで入手可能になった今、ぜひ一度、その地獄を覗いてみてほしい。慎重に、そして勇敢に。生き残った者だけが、次の夜を語れるのだから。

Leave a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *

Scroll to Top