夜の帳が下り、静寂に包まれたホテルの廊下。足音が近づいてくる気配に、心臓が跳ね上がる。『At Dead of Night』は、そんな恐怖をリアルに体感させる、実写映像とポイント&クリックを融合した独特のホラーアドベンチャーだ。2020年にBaggy Cat Ltd.からリリースされたこの作品は、プレイヤーをシービューホテルに閉じ込め、サイコパスな支配人ジミー・ホールから逃れながら、彼の過去の犠牲者である幽霊たちと対話し、真実を暴いていく。
このガイドでは、ゲームの基本システムから各幽霊のストーリー攻略、アイテムの扱い、サバイバルのコツ、エンディングまでを徹底的に解説する。ネタバレを含む内容なので、未クリアの方は注意してほしい。実際にプレイしながら参照することで、迷いを最小限に抑え、ホテルの闇を深く味わえるはずだ。

ゲームの概要と基本システム
『At Dead of Night』は、ホラー映画、ゲーム、ゴーストハントを融合させた体験型作品だ。主人公のマヤは、友人たちと音楽フェスティバルに向かう途中、突然の雨でシービューホテルに泊まることになる。チェックイン時に出会った支配人ジミー・ホールは、奇妙なユーモアを振りまくが、夜中に彼の本性を目撃することになる。友人たちは部屋に閉じ込められ、電話線は切断され、出口は閉ざされている。マヤはなんとか逃げ延びるが、ジミーはホテル内を徘徊し、野球バットで襲いかかってくる。
ゲームの核心は、スピリットボックス(幽霊ボイスレシーバー)を使って過去の犠牲者の幽霊と会話すること。彼らが現れる場所で証拠品を組み合わせ、ストーリーを進行させる。コンパスは幽霊の方向を示し、スクライングミラーは暗い場所でヒントを与える。探索はポイント&クリックで行い、部屋を調べてキーや証拠を集める。
ジミーはランダムにフロアを移動し、足音や独り言で位置を察知できる。Dキーで環境音を下げると聞き取りやすくなる。クイックセーブはShift+Sが基本。捕まった場合、アイテムが保管室に移動したり、キーが再配置されたりすることがあるため、こまめなセーブが重要だ。暗い部屋での隠れは危険で、クローゼットを優先しよう。バスルームは稀に見つかるリスクがある。
フロア構成は、地下(LG)、グランドフロア(G)、1階、2階、3階。エレベーターと階段を使い分ける。階段は比較的安全だが、ドアが鍵付きの場合がある。アイテム位置はプレイごとにランダムな部分があるが、主要な証拠は特定の関連場所に出やすい。友人は特定の部屋に閉じ込められており、最終的に救出するかどうかで実績が変わる。
序盤の進め方:エイミーの出現前にやるべきこと
ゲーム開始直後、ジミーはまだ活性化していない。エイミーと接触する前に、1階の部屋を徹底的に探索しよう。キー、コンパス、証拠品を集め、地図を頭に入れる時間だ。1階は円状の構造で、部屋番号を確認しながら進む。暗室は後回しにし、明るい部屋を優先。
地下室に降りてエレベーターで上がると、エイミーが出現するきっかけになる。ここから本格的な幽霊との対話が始まる。
エイミー・ベルのストーリー攻略
エイミーは最初の幽霊。10歳の少女で、ジミーが幼い頃にいじめた犠牲者だ。彼女の物語は、ジミーの残酷な性格を早期に示す。
手順は以下の通り。
- 地下室からエレベーターで出て、再び地下室に戻り、スピリットボックスで「地下室の少女」と「子供の財布」を組み合わせる。
- グランドフロアのアミューズメントアーケードへ。幽霊目撃後、「ジミーがエイミーから盗む」と「テレピン油とライター」を組み合わせる。
- 1階の109号室に入り、360度回転して「火のついたおもちゃを持つエイミー」を聞く。
- 102号室近くの騎士の鎧の前で待ち、部屋に入って「部屋の外で怯えるエイミー」と「剣」を組み合わせる。
- 112号室に入り、振り返って「ひどいものを飲むエイミー」と「ウイスキーボトル」を組み合わせる。
- 3階の階段ドアの窓を覗き、地下室の階段で「階段の上と下のエイミー」を確認する。
エイミーはジミーに財布を盗まれ、テディベアを火で燃やされ、火傷の痛みを紛らわすためにウイスキーを飲まされた。酔った彼女は階段から転落死した。この出来事が、後の精神科医呼び出しにつながる。証拠を正しく組み合わせることで、エイミーの声が明確になり、ストーリーが進行する。
ドクター・ボーズのストーリー攻略
次はドクター・ボーズ。ジミーの母親ローズが呼んだ精神科医だ。ジミーの異常行動を治療しようとしたが、逆に罠にかけられた。
主な手順:
- 2階217号室近くで「ドアをノックするスーツの男」と「暴力的な絵」を組み合わせる。
- 1階保管室で「死んだ動物を見つけるドクター・ボーズ」と「シェフの帽子」を。
- グランドフロアのキッチンで「キッチン外のドクター・ボーズ」と「血まみれの布」を。
- 保管室隣の部屋で「血を吐くドクター・ボーズ」と「ジアゼパム」を。
- 2階210-211号室エリアで「注射針を持つドクター・ボーズ」と「木のパドル」を。
- 受付裏の部屋で説明シーンを聞き、216号室で「ベッドに座るドクター・ボーズ」と「スクラップブック」を。
- アーケードで「ゲームルームのドクター・ボーズ」と「洗濯ロープ」を。
- 地下室で「首吊りするドクター・ボーズ」を確認する。
ドクター・ボーズは、ジミーがガラス入りのサンドイッチを食べさせられ、口から血を吐いたことや、動物を拷問する様子を目撃した。治療を強要したことで、ジミーに性的虐待をでっち上げられ、警察に通報された。保釈中にホテルに戻り、エレベーターを使って首吊り自殺した。ローズは息子の言葉を信じ、ボーズを疑ったままだった。
ハーヴェイのストーリー攻略
ハーヴェイはホテルの元支配人で、ジミーの嘘を暴こうとした人物だ。最も積極的にジミーの悪事を語る幽霊の一人。
手順のポイント:
- 3階307号室で「ジミーが嘘をついたと言う男」と「スクラップブック」を。
- 308号室のスパイグラスを使い、廊下で「ドア越しに叫ぶハーヴェイ」と「危険なヒーター」を。
- 1階113号室で「感電するハーヴェイ」と「スポーツバット」を。
- 2階223号室で「バットを持つハーヴェイ」と「クロスボウ」を。
- 215号室で「脚を撃たれるハーヴェイ」と「錆びたキー」を。
- 地下室ロッカー付近とグランドフロアで「地下室にジミーを閉じ込めるハーヴェイ」と「火事の写真」を。
- ボイラー室で「地下室の火事」と「ハンドガン」を。
- 219-220号室で「銃を持つハーヴェイ」と「短剣」を。
- ステージ裏で「刺されるハーヴェイ」を見る。
ハーヴェイはジミーの罠(壊れたヒーターでの感電、クロスボウなど)に苦しめられ、最終的に銃を持って追い詰めたが、ジミーにステージ裏で刺されて死亡した。ローズはこれを正当防衛と主張し、警察も受け入れた。
ローズ・ホールのストーリー攻略
最後の幽霊はローズ、ジミーの母親。息子を盲目的に守り、悲劇を加速させた人物だ。
主な流れ:
- 3階301号室のバスルームを確認後、2階保管室で「短剣を説明する女性」を。
- グランドフロア入口で「入口のローズ」と「ヒューゴ・パンチのポスター」を。
- ステージ裏で「ヒューゴ・パンチを発表するローズ」と「鏡」を。
- 3階306-304号室で「マネキンを見つけるローズ」を。
- ボールルーム入口で「客に謝るローズ」と「銅線のコイル」を。
- キッチン付近で「隠れてドアを叩かれるローズ」と「別れの手紙」を。
- ステージ正面と2階223号室で「ステージのグレート・ヒューゴ」と「結婚指輪」を。
- 305号室の引き出しを確認後、223号室で「ガラガラ」と「男の叫びと赤ちゃんの泣き声」を。
- 地下室保管庫で出生証明書を見つけ、223号室で「バスルームでジミーを見つけるローズ」を。
- 地下室で「バットで攻撃するローズ」と「テレピン油とライター」を。
- 2階212-213号室で「燃えるローズ」を確認する。
ローズはマジシャンのグレート・ヒューゴ(ジミーの実父)と結婚し、ホテルを継いだ。ヒューゴは幼いジミーを2年間虐待した。ローズはバットでヒューゴを殺害し、地下室に埋めた。その後、息子の異常を見て見ぬふりをし、エイミーの死やボーズの告発、ハーヴェイの死をジミーの味方として処理した。最終的に真実を語った後、自責の念からテレピン油とライターで焼身自殺した。
サバイバルの実践的なコツと戦略
ジミーを避けるには、足音を常に意識する。遠くに聞こえる時に移動し、近くなったら部屋に隠れる。クローゼットに入った後は、ドアが閉まる音を確認してから出る。エレベーターは待ち伏せされやすいので、階段を活用。3階は特に危険で、行き止まりが多い。
証拠品はインベントリに蓄積され、スピリットボックスで選択して組み合わせる。正しい組み合わせでないとストーリーが進まない。コンパスで方向を確認し、スクライングミラーで行き詰まった時のヒントを得る。
友人救出は、最終フェーズでジミーを特定のフロアに留め、エレベーターを使わせる。1階が最も簡単で、3階は難易度が高い。全員救出で実績「Rescue Everyone」が得られる。
アイテムはランダム性があるため、すべての部屋を系統的に調べる習慣をつけよう。保管室は捕まった後のスピリットボックス回収場所になる。
エンディングと全体のテーマ
すべての幽霊のストーリーを完了すると、ジミーの秘密が明らかになる。彼は「ヒューゴ・パンチ」という別人格(または呪いの影響)に支配され、過去の犠牲者たちの死を引き起こしてきた。マヤは真実を突きつけ、友人を救い出してホテルから脱出する。エンディングはシンプルだが、ジミーの幼少期のトラウマと、母親の過保護が生み出した連鎖的な悲劇を深く考えさせる。
このゲームは、単なるジャンプスケアではなく、心理的な恐怖と人間の闇を描く。実写の演技が臨場感を高め、ポイント&クリックの探索がじっくりとした雰囲気を作る。
よくある質問(FAQ)
Q: アイテムが毎回違う場所にあるのはなぜ? A: ランダム要素があるため。主要な証拠は関連するシーン近くに出やすいが、キーは捕まった後に移動することがある。
Q: スピリットボックスで正しい答えがわからない時は? A: スクライングミラーを暗い部屋で使い、ヒントを得る。目撃したシーンを思い出し、関連アイテムを試す。
Q: ジミーを完全に避ける方法は? A: 不可能だが、音を聞き分け、フロア移動時に時間差を利用する。3階を長く滞在しない。
Q: 難易度が高いと感じる場合は? A: 序盤に1階を徹底探索し、セーブを頻繁に。ベータオプションでSteam Deck版や更新版を試すのも手。
Q: 日本語対応は? A: 基本は英語だが、字幕で楽しめる。実況動画を参考にすると理解しやすい。
まとめ:ホテルの夜を生き延びて真実を知る喜び
『At Dead of Night』は、探索と恐怖、物語の深みをバランスよく詰め込んだ作品だ。エイミーからローズまでの幽霊たちの声を聞き、ジミーの過去を紐解く過程は、プレイヤーに強い印象を残す。このガイドを活用して、効率的に進めつつ、細部の演出を味わってほしい。シービューホテルの夜は長いが、真実を暴いた先には、確かな達成感がある。
実際にプレイして感じた恐怖や発見を、ぜひ共有してほしい。このホテルの闇は、一度訪れたら忘れられないものになるだろう。