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コードヴェイン2のメタスコア徹底分析|73点台評価の真相と、実際にプレイしてわかる魅力と課題

2026年1月29日(Steam版は30日)、バンダイナムコエンターテインメントから『CODE VEIN II(コードヴェイン2)』が発売された。前作『CODE VEIN』から約7年ぶりの続編として注目を集めた作品だ。アニメ調のビジュアルとソウルライクな高難度アクションを融合させた独自の立ち位置を持つシリーズだけに、発売前から「どこまで進化したのか」という期待と不安が交錯していた。

発売から半年以上が経過した現在、批評家によるメタスコアはおおむね70点前後で落ち着いている。PS5版で70点、Xbox Series X版で74点前後、PC版で65点前後という数字が示すのは「平均的」から「やや良好」の領域だ。しかし、数字だけを見て「買うべきか」「避けるべきか」を判断するのは早計である。この記事では、コードヴェイン2のメタスコアがなぜこの数字になったのかを、批評家の声、プレイヤー反応、システム面の詳細から多角的に分析する。評価の裏側にある「何が評価され、何が減点されたのか」を明らかにし、実際にプレイする人にとっての価値を冷静に整理していく。

コードヴェイン2のメタスコア徹底分析|70点台評価の真相と、実際にプレイしてわかる魅力と課題
コードヴェイン2のメタスコア徹底分析|70点台評価の真相と、実際にプレイしてわかる魅力と課題

コードヴェイン2とはどんなゲームなのか

まず、ゲームの基本を押さえておこう。コードヴェイン2は、ポストアポカリプスの近未来を舞台にしたドラマティック探索アクションRPGだ。人類とリヴナント(吸血鬼的な不死の存在)が共存する世界で、突如出現した「ルナ・ラパキス」の影響により、多くのリヴナントが「ホラー」と呼ばれる無心の怪物へと変貌してしまう。プレイヤーはリヴナントハンターとして、時間操作の力を持つ少女「ルゥ」とともに100年前の過去へ旅立ち、歴史を改変しながら世界の崩壊を防ぐことになる。

前作との大きな違いは、オープンワールド的な広大なフィールドと、時間軸を行き来する構造にある。同じマップを「現在」と「過去」で探索できる仕組みは、単なるステージ切り替えではなく、物語と探索の両方に影響を与える。バディシステムも刷新され、「召喚」して共闘するか、「憑依(同化)」してステータスを強化するかという選択が戦略の核となった。武器種も増え、ルーンブレードや二刀流が追加されたほか、ブラッドコードによるビルドの自由度が大幅に向上している。

こうした要素が「前作を超えた」と評価される一方で、「技術的な完成度」や「世界の密度」で減点を受けているのが、メタスコアの内訳を見るとよくわかる。

プラットフォーム別メタスコアの現状

メタクリティックの数値を基に整理すると、以下のようになる(2026年中盤時点の目安)。

  • PlayStation 5:メタスコア70前後(批評家レビュー85件超)。肯定的評価が約52%、混合が46%程度。
  • Xbox Series X|S:74前後と比較的高い。
  • PC(Steam):65前後とやや低め。技術的な指摘が目立つ。

日本語メディアでは「72点」とまとめられることが多い。前作『CODE VEIN』のメタスコアが70点前後だったことを考えると、微増にとどまった形だ。OpenCriticでは平均73点前後、批評家の推奨率は50%を切る水準で推移している。

ユーザー評価はさらに分かれる。Steamでは全体でMixed(約65%ポジティブ)となっており、発売直後は50%台に落ち込んだ時期もあった。最近のレビューではやや持ち直す傾向が見られるが、依然として賛否がはっきり分かれている。

なぜこの点数になったのか――肯定的に評価されたポイント

批評家が共通して高く評価しているのは、主に以下の点だ。

1. ビルドの自由度と戦闘システムの深さ ブラッドコードが前作以上に明確な「アーキタイプ」として機能し、武器、フォーマ(特殊技能)、ジェイル(吸血関連装備)を組み合わせることで、多様なプレイスタイルが実現できる。近接特化、遠距離、サポート寄りなど、プレイヤーの好みに合わせた構築がしやすい。一部のレビューでは「前作の弱点を丁寧に潰した」とまで評されており、戦闘の手応えが向上したという声が多い。パートナーの召喚と憑依を切り替える新システムは「共に戦っている感覚」を強め、孤独なソウルライクとは一線を画す体験を生んでいる。

2. 物語とキャラクターの魅力 時間を超えて運命を変えるという枠組みは、単なる「過去改変もの」にとどまらない。バディたちとの関係性や、過去の英雄たちの選択が現在にどう影響するのかが丁寧に描かれ、感情移入しやすい。前作を知らなくても独立して楽しめるストーリー設計も好評だ。一部の高評価レビューでは「Ocarina of Timeのような進行感」と表現されるほど、探索と物語の連動が上手いとされている。

3. キャラクタークリエイターとビジュアルの個性 アニメ調のデザインは健在で、カスタマイズの幅は非常に広い。プレイヤー自身のアバターを作り込み、バディと並んで冒険する楽しさはシリーズの強みを引き継いでいる。ボス戦の演出や必殺技の派手さにも定評があり、「視覚的なインパクト」で勝負できる場面が多い。

4. 前作からの進化点 オープンワールド化により移動の自由度が増し、バイクでの移動なども可能になった。難易度の調整幅が広がり、ソウルライク初心者でも入りやすいという意見もある。全体として「前作を遊んだ人が満足できる続編」として機能している点は、批評家の多数が認めている。

これらの要素が積み重なり、70点台前半という「合格点」を支えている。

減点された主な要因――批評家とプレイヤーの共通した不満

一方で、メタスコアを70点台に抑えた要因もはっきりしている。

1. 技術的な完成度の不足 特にPC版で顕著だが、フレームレートの不安定さ、スタッター、テクスチャのポップイン、モーションの硬さが指摘される。Unreal Engine 5を採用したにもかかわらず、「2019年のゲームを少し綺麗にした程度」に見えるという厳しい声もある。コンソール版でも最適化の甘さが指摘されており、「グラフィック設定を下げても快適にならない」という体験談が少なくない。発売から時間が経ちパッチが入った現在でも、完全に解消されたとは言い切れない。

2. オープンワールドの密度と探索の質 広大なフィールドを用意した野心は評価されるものの、「空疎」「繰り返しが多い」という批判が目立つ。時間軸を行き来する仕組みは面白いが、過去と現在の差が思ったほど大きくなく、探索のモチベーションが続きにくいという指摘もある。敵の配置やダンジョンのデザインが単調になりがちな点が、ソウルライクとして減点材料になっている。

3. 独自性の薄れとアイデンティティの揺らぎ 前作が持っていた「アニメ調ソウルライク」としての明確な個性に対し、今作はエルデンリング的なオープンワールド要素を強く取り入れた結果、「どっちつかず」になったという意見がある。ビジュアルがやや汎用的になり、前作のゴシックで退廃的な雰囲気が薄れたと感じるプレイヤーもいる。

4. マルチプレイの不在 前作で好評だった協力プレイが削除された点は、ファン層から大きな不満を呼んだ。シングルプレイに特化したことで物語の密度は上がったが、同時に「一人で進む孤独感」が強調されすぎた面もある。

これらの課題が重なり、批評家の評価が「良い部分はあるが、全体として平均止まり」という結論に落ち着いている。

プレイヤー視点で見る「メタスコアと実際の体験」のズレ

批評家のメタスコアは客観的な指標として有用だが、実際のプレイ体験は個人の好みで大きく変わる。

ソウルライクの難易度とビルド構築を楽しむ層にとっては、コードヴェイン2は十分に魅力的だ。戦闘のテンポが良く、パートナーとの連携が戦略性を生むため、「死にゲー」特有のストレスを緩和しつつ、やり応えを残している。特にブラッドコードの切り替えの気軽さは、試行錯誤を促す良い設計だ。

一方で、最適化を重視するプレイヤーや、 dens eな世界観を求める人にとっては、数字以上にストレスを感じる可能性がある。Steamのレビューを見ると、「戦闘は好きだが技術面で離脱した」「ストーリーは良いがマップが退屈」という二極化が目立つ。発売から半年以上経った現在でも、同時接続数はピーク時から大きく減少しており、継続的なプレイヤーの定着には課題を残している。

また、DLC『Mask of Idris』の情報が2026年7月に公開され、2027年頃の配信が予定されている。無料アップデートも並行して行われるため、今後の評価改善の余地はある。現時点でのメタスコアは「完成形」ではなく、「発売時点の状態」を反映したものと捉えるべきだろう。

前作との比較で見えてくる位置づけ

前作『CODE VEIN』は、発売当時「アニメ調のソウルライク」として一定の支持を集め、累計300万本を超えるヒットとなった。メタスコアは70点前後で、今作とほぼ同水準だ。しかし今作はシステム面で明確に進化しており、特にビルドの柔軟性と物語の規模感は前作を上回る。一方で、技術的な完成度や世界の密度では前作の「コンパクトさ」が懐かしく感じられる場面もある。

要するに、コードヴェイン2は「前作のファンが求める進化」と「ジャンルのトレンドを追った拡張」の両方を試みた結果、どちらにも完全には振り切れなかった作品と言える。その中間的な立ち位置が、メタスコアの数字に表れている。

購入を検討する人への実践的なアドバイス

メタスコアだけを見て判断せず、以下の点を自分の優先順位と照らし合わせてほしい。

  • ビルド構築と戦闘の深さを重視するなら、積極的に試す価値がある。特にコンソール版はPC版より安定している傾向が強い。
  • 最適化やフレームレートの安定性を最優先するなら、パッチ状況を確認し、可能であれば体験版やセールを待つ判断も合理的だ。
  • 物語とキャラクターに感情移入したい人にとっては、時間を超えるドラマが大きな魅力になる。
  • 前作を未プレイの人でも問題なく入れるが、前作のバディシステムや世界観を知っていると、より深く楽しめる。

プレイ時間の目安はメインストーリーで30〜40時間前後、やり込み要素を含めると50時間を超える。難易度は調整可能で、ソウルライク初心者でも完走は十分可能だ。

よくある質問(FAQ)

Q. メタスコア70点台は「買う価値がない」数字なのか? A. いいえ。ジャンルの特性を考えると、70点台前半は「一定の品質を保った作品」を示すことが多い。特にソウルライクは個人差が大きく、数字以上に楽しめる人と楽しめない人が分かれやすい。

Q. PC版とコンソール版、どちらがおすすめか? A. 現時点ではコンソール版の方が技術的な安定性が高いという意見が多い。PC版は設定の自由度がある反面、最適化の課題が残る。

Q. 前作をやっていなくても楽しめるか? A. 可能だ。物語は独立しており、システムも丁寧に説明される。ただし前作の知識があると、より味わい深くなる。

Q. DLCで評価は変わる可能性があるか? A. 十分にある。『Mask of Idris』と無料アップデートで、マップの充実やシステムの調整が入れば、長期的な評価は上向く可能性がある。

まとめ――数字の向こう側にある体験を自分で確かめる

コードヴェイン2のメタスコアは、PS5で70点前後、全体として70点台前半という「平均的な成功」を示す数字だ。戦闘システムの進化、ビルドの自由度、時間を超える物語は明確に評価されており、シリーズのファンやソウルライク好きにとって十分に魅力的な作品である。一方で、技術的な完成度やオープンワールドの密度に課題を残し、すべてのプレイヤーを満足させるには至っていない。

数字は一つの指標に過ぎない。実際にコントローラを握り、バディと共に過去と現在を駆け巡ったとき、あなたが感じる「手応え」や「感情の動き」こそが、最終的な評価を決める。メタスコアを参考にしつつも、自分の好みに照らし合わせて判断してほしい。コードヴェイン2は、完璧ではないが、確かに「血で結ばれた」体験を提供してくれる作品だ。

もしあなたが吸血鬼たちの運命に少しでも興味を持つなら、一度その世界に身を投じてみる価値はある。数字の向こう側で待っているのは、あなた自身の物語なのだから。

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